がばいばあちゃん

ネタバレ含みますよ!



裕ちゃんが出てるし!
名古屋だし!って事で行ってきました。
オイラがばいばあちゃんって
ドラマも本もスルーしてたから
ほとんど知識ナシに行ったんですけど。
なんとなくのイメージとしては
島田さんのおばあちゃんが貧乏なんだけど
色々独特の一風変わったダイナミックな考え方の元
強く生きてて、それに島田さんが振り回される話
そう思ってたんですよね。
ちょっとした節約術があったりとか
屁理屈みたいな理論を持ってたりとか
そんな感じ。でも実際今日見てみたら
全然違いましたw
いや、そういう一面もあるんだけど
すーーーっごい、あったかい話なんですよね。
まさか泣くようなシーンがあるとわ。
お婆ちゃんは貧乏だけどすっごい明るいし
節約とか、ちょっと身内でも恥ずかしいと感じるような事も
するけどケチなんじゃなくて、すっごい愛のある人で。
貧乏でも困ってる人は助ける心を持ってるし
言う事はユニークだけど妙に納得させられたり。
すんごいイイ事言うんだよね。
なんだろ?独特だけど人間がまっすぐで飾らない。
そんな感じ。


生きていれば大丈夫。
夢は追いつづければいい。
人間は裸で生まれたんだから何かを失っても
元の裸に戻っただけ。
コツコツ働けば生活はついてくる。


面白いシーンもいっぱいあるけど
人情劇でジーンとするシーンも所々あって
それがわざとらしくない。
作った感がない。

裕ちゃんの役どころは島田さんのお母さんの末の妹。
劇の後半では好きな人がいるけど
お姉さん夫婦の借金のために
好きでもない嫌な金持ち男に結婚を迫られてる役。
これって正直ドラマなんかだと
すっごいありきたりな展開なんだけど
話が本当に何が起こるって訳でもなく
素朴な日常の悲喜こもごもって感じだったから
素直に「この家にまさかそんな事態が起こるなんて!!」
って思えたんですよね。それって凄いなあ。って思いました。
今だとドラマや劇で何が起ころうと「ああ、このパターンね」
なんて思うことの方が多い訳で。
色々な話の展開を知ってる現代人が見て
ありがちなのに、ありがちと思わせないって凄いよ、うん。
ストーリー的にはそことラストでお婆ちゃんと別れるシーンが
良かったなあ。。。
裕ちゃんはと言うと清楚な感じのあの時代の
ワンピースが凄く似合ってて可愛かったです。
んで、演技が凄い「裕ちゃんだなあ〜」って感じでした。
自転車に乗る裕ちゃんは爽やかでしたね。
すごい良かった。


若干このシーンはいらないんじゃない?って所も
あったけど全体としては大満足でした。