ひとりじめの歌詞。

じっくり考えてみたくなったので考えてみました。
あくまでオイラの勝手な解釈ですので正しい答えと言う訳では無いです。

「映画みたいスルリ　ココロ・カラダ　彼女と変わってもイイですか？」
と言いつつ
「カラダ中に感じて　ひとりじめ」
と、ある矛盾が好きです。切なさ出てます。

彼女と入れ代わってというのは［カラダ＝彼女　ココロ＝自分］
と、いう事でしょう。だけど彼女の物であるはずのカラダで
彼の視線を感じる事になってしまうんです。
彼女を見ている彼の視線、だけど中身は自分。
それって余計苦しいですよね。
彼が彼女をどれほど愛しているかを余計に実感してしまうのです。
入れ替わった自分が見る彼は彼女の前でしか見せない彼なんです。
だけど、それでもいいから１日だけ彼の視線をひとりじめしたいんです。
彼の全てをひとりじめしたいんです。
切ないですね。入れ代わったら苦しい事を分かっていてもという気持ち。
タロットカードは恋占い。
髪が長い事しかない共通点。
そんな小さな所にわずかな希望を見ている。
だけど毎日彼を見続けている自分には
彼の彼女に対する優しい笑顔やくちづけから実際は叶わない恋だって
痛いほど分かっている。
「そんな魔法なんてないけど」も、そのままの意味で
入れ替わるなんて無理だけどって事もあるだろうけど
自分が彼女という立場になる可能性も、という意味合いもあるように感じます。
だから「たったひとつ叶えばいい」と想う夢さえも
１日だけ入れ代わりたい、そんな消極的な物なんでしょう。
本当の願いは「ずっと彼をひとりじめ」したいはずなんですから。
そう思うと、この主人公の女の子はイイコだなーと思います。
彼の気持ちが分かっているから、彼が大好きだから
彼の幸せを願っているんです。でも大好きだから、せめて１日だけ
ひとりじめしたい、そういう事じゃないでしょうか。
「そっとkissするのを見たわ」て、どこでだよ！と思ったんですけど
「今日も」とある所から毎日のように彼を見れる、そんな位置に
いられるのは、やっぱ学校かな？と。
社会人だと、そんなイチャイチャ会社内でできないでしょうから。
そうすると考え方が少し大人っぽい所からきっと大学生だと予測します。
で、遠くからいつも彼を目で追っている内にキャンパス内の
ちょっとした木陰だったり人に見られていないだろうと思われる所で
キスしている所を見たのかナーとか。
で、そんな所なんて見たくはないはずなのに彼を目で追う事を
止められないんです。彼の気持ちが彼女に有るのも分かっていても
好きなのは止まらないんです。

考えれば考えるほど、この歌は切ないです。
それにしても歌詞から物語を想像するのって面白いです。