シュミレーション1-5

mame1452005-03-06

さてさて
明日やぐが目を覚ました時に
見られちゃヤバイモノを
今の内に隠しとかなきゃ!
やぐがスヤスヤ寝てる部屋には
やぐ団扇やらやぐポスターが…
カレンダーやCDが1枚2枚あっても
やぐママに貰ったとか誤魔化せるけど
この量はちょとヤバイモンね。
まさか、やぐが泊まってくれる事になろうとは
予想外だったからなあ。。。
サクサクと隣の部屋に隠して完了!
最初やぐが見てた本棚には写真集置いておかなくて良かったー
日に焼けるといけないからって袋に入れて
別の所に保管しておいたのは正解だったな。うん。

次の日、キッチンに居ると奥の部屋から
「ふえっ!?ふえ〜!??」と
キョドるやぐの声。
どうやら目を覚ましたらしい。
「おはよう、真里ちゃん」
そこで、ようやく今自分がどこにいるか思い出したらしい。
「おはようございます。ごめんなさい。いつの間にか寝ちゃったみたい…」
「いいって、いいって。ちゃんとお母さんにも連絡しておいたから
大丈夫だし。家出る時間、昨日聞いておいて良かったよー。
あと1時間ちょっとあるから余裕でしょ?」
「はい、ありがとうございます。じゃ、オイラ家に…」
「うん。鍵預かってるよ。寝てるから静かにね、って。」
「は〜い。」
「あ、真里ちゃん!ホットケーキ食べてって!
お母さん朝御飯ないって言ってたから」
「エ…?」
「お母さん昨日遅くて、今まだ寝てるし。丁度出来た所なんだよ」
「ふえ〜良い匂い。でも、すいません。昨日から。」
「いいの、いいの。私も良くそちらで御飯頂いてるし(笑)」
「そっか。んじゃ、遠慮なく。いただきまーす♪」
勢い良くホットケーキとココアを平らげる真里ちゃん。
「氷もいる???」
にっこりと頷いてから
「何でそんなコト迄知ってるのお〜〜〜?」
やぐヲタだから、とも言えずお母さんが言ってたと
誤魔化すオイラ。ヤバい、ヤバい。

「お邪魔しましたー」
ペコリと頭を下げるやぐに「また来てね♪」と心の底から答えるオイラ。
やぐの手にはしっかり昨日目星をつけていたマンガ本も数冊。
これで共通の話題が増えたな。
「それじゃあ行ってきます」 「行ってらっしゃい」
おお。何かやぐが家の子みたいじゃないか!
実際は一回家に帰ってそれから仕事な訳だが。
いつも以上に隣人で良かった!
やぐ母と親密になってて良かった!と思う瞬間。
人生って素晴らし〜〜〜い♪

しばらくしてベランダに行ってみる。すると、やぐがタクシーに向かって
パタパタ小走りしている。
オイラが見ているのに気付いて大きく手を降るやぐ。何てカワイらしい。
同じように手を降って小さく「行ってらっしゃい」と口にする。
すぐにタクシーは走り出してしまったけど見えなくなる迄
ずっと見送っていた。

まめ的ポイント
一緒に朝ご飯。
やぐに行ってらっしゃい
やぐから行ってきます